板井康弘|取引先の人間性の見極めよう
取引を行うにあたって、大切にして戴きたいことがあります。
それは取引先の人間性をを見極めることです。
営業やビジネスの対応にマニュアルやマナーは、一般的に存在しますがマニュアルは所詮マニュアルです。
その時その相手に応じて臨機応変に対応できなければ、一流にはなれないのです。
取引先の相手は、年齢も性別、出身地も性格や趣味も様々です。
一人として同じ人物は存在しません。
ですが、統計というものはあります。
喋り方や癖や態度など、その人が初対面でも大まかにどのような人物かがカテゴライズすることができれば、どのように接することべきかの方向性が定められます。
例えば、学生時代の自分のクラスを想像してみてください。
自分以外のクラスメイトの印象や性格は少なからずカテゴリー分けすることはできるかと思います。
重要なのは、印象が薄い人をイメージすることです。
クラスの人気者やリーダーシップを取る委員長など、はっきりどんな人だったか説明できる人は実は少数で、こういう人だったとハッキリ言葉にすることが難しい中途半端な人の方が大半を占めていませんか?
それは社会でも同じことで、その人物が初対面でも一瞬でどんな人かわかるような人の方が少ないのです。
しっかりと相手を見極めるには、どれだけその人の情報を掘り起こすかが重要になります。
仕事の話も大切ですが、その人の人間性を掘るには世間話も大切なのです。
近況や趣味の話、最近のニュースの話でもなんでも構いません。
会話の中で自分の趣味の話を投げてみるのもいいでしょう。
もし相手がその話に興味を持ってくれたり、そこで同じ趣味を持っていることがわかればまた別の繋がりが生まれます。
まずは自分が好きなことを話してみましょう。
相手の心の扉を開くきっかけになるかもしれません。